日本サッカー界の命運を握る次のチェアマンは? ~次期会長を考える~
2008年06月19日 (サッカーコラム)

川淵チェアマンの任期も残り僅かとなった。JFLの規程によると、会長と副会長は就任時には70歳未満でなければならないため、川淵チェマンの再任はありえない。ナベツネという巨人がサッカー界から消えたことで川淵チェアマンは独裁者になった、というようなことを言う業界関係者は実に多い。しかし、私から言わせれば、引き際を誤ったことだけのような気がする。ジーコ監督と心中すると言っておきながら、ドイツW杯での惨敗後も権力の頂点に居続けたことは許されるべきものではない。その後の度重なる失言を見れば、一目瞭然なのだ。いずれにせよ、6年間に及んだ川淵時代がもうすぐ終わる。

JFLの次期役員の選出方法を見ると、「候補者推薦委員会」という組織が既に出来上がっている。この委員会の話し合いで結局のところ会長以下次期役員が確定するようだ。しかし、メンバーを見ると、川淵チェアマンを筆頭にFIFAの理事である小倉純二副会長、現Jリーグチェマンの鬼武副会長、今やテレビでおなじみの田嶋専務理事ら合計10名で構成されている。昨今の上場企業で社外役員制度を取り入れていない会社は極めて少ない。こんな委員会組織でまともな話し合いが出来るのだろうか。うちのような小さなベンチャー企業だって、最近事件が多発している相撲業界だって、外部の有識者が重要な意思決定に深く関与している時代なのだ。

私は、グルノーブルで現在GMを務めている祖母井秀隆氏を押したい。国内でも海外でも既に実績があるし、何しろ川淵氏が院政を敷くイメージが払拭できる。しかし、彼の著書「祖母力」でいろいろ書いてしまったので、川淵チェマンのおめがねにかなうわけが無い。残念だ。現実路線で考えると、やはり、何となく、「早稲田」「古河」「関西」などのキーワードが頭をよぎる。岡田監督は、どうなのだろうか。若返りも図れるので一石二鳥かもしれないが、南アフリカを前に今はそんなことをしている場合じゃない。現在、京都サンガの監督である加藤久氏はどうだろうか。96年のアジアカップの際に協会と衝突した以降一切の要職についていないことを考えると、現実的ではないのだろう。先日、ヒデ(中田英寿)が主催したプラスワンフットボールマッチでジャパンドリームを率いた釜本氏はどうだろうか。現在の年齢を考えると、正直ピンと来ない。では、浦和レッズをビッククラブに育て上げた犬飼基昭氏(現Jリーグ専務理事)はどうだろうか。浦和での功績は非常に大きい。が、トップの鬼武氏ですら現職に着任して2年足らずの状況を考えると、時期尚早なのだろう。では、その鬼武氏はどうなのだろうか。個人的には今回の我那覇問題を見ている限り、絶対に選任してはならない人物のひとりだと思っている。人間力が無さ過ぎるのだ。

「日本サッカー協会」は、公益性の認定を国家から受けた財団法人だ。だから、トップに立つ人物は、国際性を武器に様々な国との交渉力や組織を経営する能力などが当然問われてしかるべきだ。また、今の現状を考えると、透明性の高い組織運営が出来る人でないと納得出来ない。協会から離れた外部の人を選ぶならば、サッカーに対する高い志がないとやはり困る。一体、誰になるのだろうか。本当に気が気じゃない。


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カテゴリー:サッカーコラム

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